黄金の回転によってパワーアップしたジョニィの『タスク』。
その攻撃はたとえ外れたとしても、爪弾によって穿った穴自体が回転して敵を追尾していきます。
スタンドビジョンも変化しましたが、このガラクタみたいなデザインはちょっと…ジョジョでもトップクラスのカッコ悪さです。
対してサンドマン(正しくはサウンドマンらしいですが)は直接スタンドで『音』を叩き込むことにしました。
こちらのスタンドのデザインは原始的でカッコいいです。
これだけ人型のスタンドビジョンがハッキリ現れて、スタンド自体が攻撃を仕掛けるというのはSBRでは初めてじゃあないでしょうか?
爪弾を撃ち尽くさせ勝利を確信したサンドマンですが、ジャイロのベルトのバックルから作った鉄球が用意されていました。
勝敗は決し、下がれというジョニィの言葉に、一瞬の逡巡後、覚悟を決め、どちらが速いか『試して』みる価値があると、勝負を仕掛けるサンドマン。
鉄球はサンドマンのノドを貫き、致命傷を与えます。
主役級であろうサンドマンはたとえ敵のままでも最後まで残ると思っていたんですが、逝かれてしまいました…
すごく面白かったんですが、なんでしょうかこの後味の悪さは…
サンドマンの最期の台詞。
砂漠の砂粒…ひとつほども後悔はしていない………
何ひとつ……
ただ…気がかり…なのは…姉をひとり故郷に残して来た事だけだ
幸せになってほしい…オレの祈りは…………それだけだ
そして、8巻の荒木先生のコメント。
「正しい道」とはなんだろうと思う。
愛とか正義を願う気持ちを持つあまり、間違った道に迷い込んだらどうしようと思う。
それが正しいのか誤った道なのか、どうやって「2つ」を見分ければ良いのか?
誰か教えてくれるというのか?
愛する気持ちゆえに愛する者を傷つけてしまったら、どうやってそこを抜け出せば良いのか?
ジャイロとジョニィも、レースに関わる者は全員、その状況下にある。
「祈り」しか方法はないのか?
8巻読んだときはピンとこなかったコメントですが、今ならサンドマンのことを示唆していたんだと理解できます。
サンドマンの姿はジャイロのもう一つの結末だったのかもしれません。
どちらも自分以外の者のためへのレースへの参加。
しかしジャイロにはジョニィがいて、サンドマンは孤独でした。
スタンド名『イン・ア・サイレント・ウェイ』もこの状況を示しているかのようです。
互いに影響し合い生長し、正しい道を進むジャイロ・ジョニィと、大統領の言葉に乗って誤った道を進んでしまったサンドマン。
サンドマンが一瞬逡巡したとき、ジョニィのような存在がいれば、ここは引いて別の道を歩めたかもしれません。
彼の『祈り』が届くことを願います。
戦いが終わり、瀕死のジャイロ達の傷を治したのはホット・パンツ。
しかしホット・パンツはネアポリスの人間だったようで、ジョニィから遺体を奪っていきます。
ついでのようにノリスケも生還し次号に続きます。
To be continued→
前号に続きショッキングな展開でした。
11巻に来月号の分まで収録されるはずなんで、サンドマンの何らかのエピソードが入ることを期待したいです。
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